【書籍名】寂しさから290円儲ける方法
【著者】ドリアン 助川
【判型】四六判
【ページ数】258ページ
【定価】本体1,600円+税
【発売日】2023年5月23日
【ISBN】978-4-86311-367-1
「なにかお困りの方、メールをください――」
悩みを抱える人の元に出かけていって、おたすけ料理をこしらえて解決へと導く謎の男“麦わらさん”。相談料はたったの290円。男の目的は? 金額にはどんな意味があるのか? 優しくて可笑しくて、少し哲学が入った11篇の連作短編小説。
第一話「世田谷区 豪徳寺」
第二話「伊豆 城ヶ崎」
第三話「池袋 平和通り」
第四話「上野 不忍池」
第五話「神戸 高架下」
第六話「東京 三宅島」
第七話「長野 小布施」
第八話「米国 ニューヨーク」
第九話「岩手 イーハトーブ」
第十話「奈良 ならまち」
第十一話「逗子 小坪漁港」
ドリアン 助川
1962年東京生まれ。明治学院大学国際学部教授。作家・歌手。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒。日本ペンクラブ常務理事。長野パラリンピック大会歌『旅立ちの時』作詞者。放送作家等を経て、1990年バンド「叫ぶ詩人の会」を結成。ラジオ深夜放送のパーソナリティとしても活躍。同バンド解散後、2000年からニューヨークに3年間滞在し、日米混成バンドでライブを繰り広げる。帰国後は明川哲也の第二筆名も交え、本格的に執筆を開始。著書多数。小説『あん』は河瀬直美監督により映画化され、2015年カンヌ国際映画祭のオープニングフィルムとなる。また小説はフランス、イギリス、ドイツ、イタリアなど22言語に翻訳されている。2017年、小説『あん』がフランスの「DOMITYS文学賞」と「読者による文庫本大賞」の二冠を得る。2019年、『線量計と奥の細道』が「日本エッセイスト・クラブ賞」を受賞。2023年、フランス語版『あん』がリヨン大学より「翻訳作品賞」を授与される。
23/7/30『静岡新聞』書評掲載
23/7/30『河北新報』書評掲載
23/7/22『京都新聞』書評掲載
23/7/16『四国新聞』書評掲載
23/7/15『北日本新聞』書評掲載
23/7/15『福島新聞』書評掲載
23/6/9「週刊ポスト」著者インタビュー