【書籍名】学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話
【著者】ちいさな美術館の学芸員
【判型】四六判変型(124mm×188mm)
【ページ数】216ページ
【定価】本体1,600円+税
【発売日】2024年1月24日
【ISBN】978-4-86311-392-3
「展覧会はどうやって作っているの?」
「学芸員って何をしているの?」
「アートは役に立たない?」
「おすすめの鑑賞方法は?」
現役学芸員が語る、美術館の舞台裏と美術鑑賞の楽しみ方。
noteの人気連載、待望の書籍化!
著者おすすめの美術館も掲載。
はじめに
1 一つの展覧会ができるまで
2 学芸員という仕事の舞台裏
3 美術館をもっと楽しむためのヒント
4 美術館をささえる仲間たち
おわりに
ちいさな美術館の学芸員
東京都生まれ。都内のとある美術館で働く学芸員。ときおり大学非常勤講師。2022年からnoteにて美術館や学芸員に関する仕事コラムをスタート。すでに投稿した記事は200本以上。現在もコツコツと更新継続中。
24/10/01 「MOM」10月号 書籍紹介
24/05/01 「墨」288号 書籍紹介
24/04/07 「読売新聞」書籍紹介
24/03/31 「産経新聞」書評
24/03/30 「毎日新聞」サンヤツ広告
24/03/30 「朝日新聞」半五段広告
24/03/14 「読売新聞」サンヤツ広告
24/03/07 「銀座室礼」2024年春号「芸術を読む」書籍紹介
24/02/22 「東京新聞」書籍紹介
24/02/20 「月刊美術」3月号 新刊案内
24/02/07 「ダ・ヴィンチWeb」レビュー記事
軽やかな口調でとても読みやすく一気に読了。 「無限の無駄なようにしか見えない美術体験こそ、美術館に求められる最大の役割」。これが最も衝撃的。 「その時代だから生み出された必然性というものがある」にうなり、『「展示」と「保存」は真逆の行為』という一行にもハッと。多くの気づきがあり、この本に出会えて様々なものの見え方が変わりました。美術作品が理解できないのはてっきり自分の知識不足のせいだとばかり。美術の世界へのハードルも下がりました。今後は遠慮せずどんどん自分の子供も美術館に連れて行こうと思います。(50代・男性)
「美術館なんて家族に誘われない限り、行かない場所だった」派の人間です。 学芸員、という職は知っていましたが、具体的にどういうの?という質問に答えられるほど明確ではない程度の知識で、学芸員の毎日の気苦労から、お金の話まで赤裸々に想像しやすい言葉、長すぎず短すぎない文章量で書かれていて、「ほーーん、それでそれで?」と言いながら楽しく読める本でした。 そういえば誘われるのは特別展ばかりだったので、常設展はあまり見てなかったと少し後悔。連れがいるとどうしても合わせなければならないことがあるので、今度一人でじっくりと行こうと決めました。 美術館・博物館といえば、ここ数年とあるソーシャルゲームの影響で追加展示、延長展示、個人所蔵でしばらく展示されていなかったものが展示する、戦争で焼けて修復されていなかったものが修復されたりと大きくメディアに取り上げられていた覚えがあります。 読んでから学芸員さん、他展示に携わる人たちでどういったやり取りがあったのだろうかというちょっとした好奇心があります。 また、受容史観点や、保存・展示する人観点など、展示会を終えての中の人話などあったら読んでみたいなと思った次第です。それに学芸員さんの作品に対する熱弁とか読んでみたいじゃない。(20代・女性)