購入はこちらから
【書籍名】お稲荷さんが通る
【著者】叶 泉(Izumi Kanou)
【判型】四六判
【ページ数】228ページ
【定価】本体1,200円+税
【発売日】2009年11月11日
【ISBN】978-4-86311-034-2
第9回ボイルドエッグズ新人賞受賞作!
『鴨川ホルモー』万城目学に続く新鋭登場!
「名前は?」
「リリカ!」
なんて、答えてはみたけど大嘘。あたしの名前は桐之宮稲荷だ。稲荷山の高層スラムに住み、アゴに貼った絆創膏の下には、「ウガ」という役立たずの自称神さまも住まわせている。あたしはそんな生き方をしている可愛い十八歳の女の子!......でも娼婦なの。
ここはかつて、経済大国なんて呼ばれていた日本の古都があった場所、中華人民共和国、日本省特別行政自治区。あたしたち日本族は最下層の民族と成り果て、過去の栄光が埋もれた世界で、なんとか生きぬいていかなければならない。
衝撃の未来を舞台に、健気に生きる娼婦の姿をユーモラスな一人称で描く鮮烈なデビュー作!
叶 泉(Izumi Kanou)
1978年愛知県生まれ。 高校中退。その後、職を転々とし、三十歳を目前にして小説を書きはじめる。本書『お稲荷さんが通る』で第9回ボイルドエッグズ 新人賞を受賞し、作家デビュー。
10/4/18 『読売新聞』 朝刊 全五段 広告
10/4/1 『Ginger』 5月号 書籍紹介
10/3/31 『朝日新聞』 朝刊 半五段 広告
10/3/3 『anan』 No.1698 2010.3.3号 書籍紹介
10/2/1 『中部財界』 新春号 書評
09/12/12 『OZ magazine』 1月号 書籍紹介
09/12/12 『野性時代』 1月号 vol.74 著者インタビュー、書籍紹介
09/12/6 『ダ・ヴィンチ』 1月号 広告
09/12/2 『毎日新聞』 朝刊 書籍紹介
09/11/26 『週刊文春』 12月3日号 書評
09/11/26 『新文化』 著者・編集インタヴュー
09/11/24 『読売新聞』 夕刊 書籍紹介
09/11/15 『朝日新聞』 朝刊 半五段 広告
09/11/10 『ニュータイプ』 12月号 本の探検隊:著者インタビュー
09/11/6 『ダ・ヴィンチ』 12月号 注目の新進作家:著者インタビュー
ヒロインが魅力的。霊的物語も程よく素直に受け入れられる。(60歳・男性)
想像力が巧みでテンポもよく、時の経つのも忘れて一息に読みました。フィクションでありながら、現実にありそうな感じがしておもしろかった。(女性)
ラストが少し子供向けのアニメみたいでしたが、総合点高し!着想、展開がすばらしい。(21歳・男性)