概要
ウェブ記事累計1300万PVを超えるライター岡田悠の最新作は、
多摩川を河口から源流まで散歩した道程と思考の記録「川歩記」と、
果てなき好奇心が場所と時間を飛び越えていく不思議でやさしい10編の日常旅エッセイ。
全長138kmの多摩川を少しずつ歩きながら、これまでの旅を思い出す。
古いカーナビの案内で歩いたり、17年前に2秒見えた海を探したり、学生時代に住んでいた寮に泊まったり——
それは、空間の移動と時間の移動を組み合わせることによって生まれる、「自分だけの旅」だった。
目次
◇川歩記①
◆25時間の録音データ
◆25年前の子供たちと道くさをする
・旅する方法「通う」
◇川歩記②
◆いるはずのない親戚がXで見つかった話
◆仮想空間をさまよえる「私」に逢いに行く
・旅する方法「調達する」
◇川歩記③
◆17年前に2秒見えた海を探す
◆静岡に5週連続で行く
・旅する方法「やり残す」
◇川歩記④
◆いつか訪れた街をAIと思い出す
◆古いカーナビの案内で歩く
・旅する方法「混ぜる」
◇川歩記⑤
◆学生時代に住んでいた寮に泊まる
◆10年後の宿を予約する
◇川歩記⑥
著者紹介
岡田 悠(Okada Yu)
1988年兵庫県生まれ。東京都在住。文筆家。ウェブメディア「オモコロ」等で記事を執筆し好評を博す。旅行や散歩、観察や検証が好き。著作に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)、『1歳の君とバナナへ』(小学館)。
関連サイト https://x.com/yuuuo