概要
コーヒーを囲む集いと語らいの空間
スパイスとハーブが香る茶と菓子の数々
今や日本でも愛されるシーシャ……
カフェという小さな聖域を覗けば、
中東の悠久なる歴史や人々の暮らしが見えてくる。
菓子の都市誌、日本における中東カフェ、中東以外の国々における中東カフェについても体系的に語られたエッセイ。
目次
1章 カイロ――変わる街、残る椅子
2章 イスタンブール――沈殿する帝国の時間
3章 歌と煙の記憶――中東のカフェを歩く
4章 菓子の都市誌
5章 カフェの飲み物
6章 カフェが写す中東社会
7章 日本の中の中東カフェ
8章 越境するカフェ
終章 カフェという小さな聖域
著者紹介
久保 健⼀(Kubo Kenichi)
1968年、岩手県岩手町生まれ。中東コラムニスト。1991年、読売新聞社入社。2000~04年にカイロ特派員、2008~11年にテヘラン支局長、2013~16年にカイロ支局長を務め、イラク戦争や「アラブの春」をはじめ、中東各地の政治、経済、社会、文化を取材した。2023年に同社を退社し、フリーランスとなる。
2004年、中東の映画、文学、音楽、食文化などを日本に紹介する活動「カフェバグダッド」を開始。各地のカフェや食卓を訪ね歩き、そこに集う人びとの暮らしや歴史を、食文化の視点から伝えている。日本アラブ協会の季刊誌『アラブ』などに寄稿するほか、トークイベントも主催している。
共著に『サダムの時代』(中央公論新社)。このほか、『中東カフェを旅する』『日本で食べられる中東料理ガイドブック』などの冊子を自主制作している。