概要
破綻国家と噂される、南米ベネズエラで見たもの…
それは絶望か、それとも希望か。
南米随一の産油国として繁栄していたベネズエラ。しかし、長引く政情不安や経済政策の失敗により、国民は貧困に苦しみ、日常的に犯罪が発生する南米最貧最恐の国になってしまった。
すでに「破綻国家」とも言われているベネズエラの本当の姿を見るために、著者は身の危険に晒されながら三度にわたってこの国に潜入する。果たして、著者は何を目撃するのか。
新進気鋭のノンフィクションライターが挑んだ限界ギリギリの冒険紀行。
目次
●第1章 記者たちと国境へ
●第2章 首都カラカスを歩く
●第3章 三度目のベネズエラ
●第4章 刑務所にいた日本人
●第5章 コロンビアへの脱出
〔付録〕野獣列車を追いかけて
著者紹介
北澤豊雄(Toyoo Kitazawa)
1978年長野県生まれ。ノンフィクションライター。帝京大学文学部卒業後、広告制作会社、保険外交員などを経て2007年よりコロンビアを拠点にラテンアメリカ14カ国を取材。「ナンバー」「旅行人」「クーリエ・ジャポン」などに執筆。著書に『ダリエン地峡決死行』(産業編集センター刊)。
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21/4/23『日刊ゲンダイ』書籍紹介
21/4/29『週刊文春』「文春図書館」書籍紹介