概要
インド最北部の山岳地帯に残るチベット文化圏、ラダック。
チベット本土よりもチベットらしさが残っているこの地に、10年以上にわたって通い続けた著者によるラダック滞在記。
「自分はここに来るべくして来た」と著者に言わしめるラダックの魅力とは何か。旅人とは思えないほどラダックに馴染み、非日常が日常になる寸前まで暮し込んだ日々の記録。
著者撮影の美しい写真が旅情を刺激する、まさにラダック紀行の決定版と言える一冊。
目次
僕を呼び寄せる何か/いくつもの峠を越えて/変わりゆく王都/もう一つの家族/誇りをまとって/マルカ谷を歩く/ジミの結婚式/洪水と前世の記憶/祈りと輪廻/神からの言伝/セルガルの槌音/ランチョーの学校/花と鬼灯の人々/瑠璃の湖のほとりで/星空の下、王は眠る/ここは彼らの世界/ザンスカールを歩く/幻の道/友達はお調子者/スピティを歩く/永遠の瞑想/スピティからラダックへ/あの頃の僕へ
著者紹介
山本 高樹(Takaki Yamamoto)
著述家・編集者・写真家。2007年から約1年半の間、インド北部の山岳地帯、ラダックとザンスカールに長期滞在して取材を敢行。以来、この地域での取材をライフワークとしながら、世界各地を飛び回る日々を送っている。本書のほか、主な著書に『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)、『ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベット[増補改訂版]』(地球の歩き方)など。
広告・パブリシティ
21/8/21『山と渓谷』8月号「注目の本」書籍紹介
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23/6/15「地球のこと Summer 2023」書籍紹介