概要
手芸店・八戸クラフトに勤めて10年の紬(つむぎ)は、毎日の小さなモヤモヤにつぶされそうになっていた。
リスペクトのない職場、ご都合主義の彼氏、微妙な親子関係…
気にし始めたらキリがないから、すべてに慣れてしまうのがラクだ。すべてにフタをしながら生きていけばいいのだ。
でも、手芸台につけられたタバコの焦げ跡を目にしたとき…
このままでいいのか?30歳・紬の「自分を取り戻す」物語。
目次
2022/4/27『東奥日報』書籍紹介
2022/5/15『りぶる』書籍紹介&読者プレゼント
2022/7/21『河北新報』著者エッセイ連載
2022/8/1『懸賞なび8月号』書籍紹介&読者プレゼント
2022/9/1『SUMISEI Best book9月号』著者インタビュー
著者紹介
髙森 美由紀(Miyuki Takamori)
青森県出身。地元で勤務しながら創作活動を続ける。2014年『ジャパン・ディグニティ』で第1回暮らしの小説大賞受賞、2017年『花木荘のひとびと』で第84回ノベル大賞受賞。主な作品に『おひさまジャム果風堂』『お手がみください』『みさと町立図書館分館』『みとりし』『ペットシッターちいさなあしあと』(すべて産業編集センター刊)、『柊先生の小さなキッチン』(集英社オレンジ文庫)、『山の上のランチタイム』『山のふもとのブレイクタイム』(中央公論新社)など。