【書籍名】骨董屋・眼球堂
【著者】小林 栗奈(Kurina Kobayashi)
【シリーズ】骨董屋・眼球堂
【判型】四六判
【ページ数】256ページ
【定価】本体1,300円+税
【発売日】2019年4月15日
【ISBN】978-4-86311-219-3
デパートの片隅でひっそりと営業している骨董屋・眼球堂(がんきゅうどう)には、眼にまつわる品だけが集められている。
そしてそこは、彼方と此方をつなぐ場所でもあった。
ある日、中学生の柚香(ゆずか)はデパートの片隅で
ひっそりと営業する骨董屋を見つけた。
眼球にまつわる品ばかりが集められたその店の名は「眼球堂」。
店主は柚香にこう言った。
「この店の骨董はどれもみな物語を持っている。君が物語を読み取れたなら、
その対価として私は君に健やかな眼球をあげよう」
店主の取引に応じた柚香はまず、平凡な古い人形を手に取るが…。
装画/ふすい
一章 革命の瞳
二章 左の目の悪霊
三章 眼目愛づる姫君
四章 妖精の瞳
五章 時の少女
六章 青の王妃
七章 瞳の力
小林 栗奈(Kurina Kobayashi)
1971年生まれ。東京都多摩地方在住。 表の顔は地味で真面目な会社員だが、本性は風来坊。欲しいものは体力。 2015年、第25回「ゆきのまち幻想文学賞」長編賞受賞。 2016年『利き蜜師』で第三回「暮らしの小説大賞」出版社特別賞を受賞し、『利き蜜師物語 銀蜂の目覚め』(産業編集センター)として刊行。 他に『利き蜜師物語2 図書室の魔女』『利き蜜師物語3 歌う琴』『利き蜜師物語4 雪原に咲く花』(産業編集センター)がある。
2019/6/8『文学のとびら』図書館教育ニュース第1500号付録 書籍紹介